丹波の恐竜

7月17日(木)「丹波の恐竜~発掘から復元まで~」
講師:三枝 春生(さえぐさ はるお)氏

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【概要】

2006年8月に兵庫県丹波市で地元の地学愛好家、足立・村上両氏により恐竜の化石が同市を流れる篠山川の河床の岩盤で発見されました。

この発見以来、丹波・篠山両市に分布する前期白亜紀の地層、篠山層群(約一億一千万年前)からは恐竜をはじめとするさまざまな動植物の化石が発掘されており日本でもトップクラスの恐竜化石産地となっています。

今年の3月にはこの調査研究結果に基づいた約一億一千万年前の景観・動植物の復元画が完成しました。これまでの調査研究がどのように復元画に盛り込まれていったのか、その過程を説明しながら過去の世界を探る面白さを紹介します。


※このビデオは、実際より短く編集してありますが、各講師のご確認を経てサイエンスカフェの様子をそのままお伝えするものです。

【レポート】

誰でも一度は通る恐竜への興味を、再び呼び起された感がした。今日のカフェは、話を聞くだけでなくレプリカに触れ、質感や、重さなどが体感できてよかった。 基調講演の形式ではなく、自由に質疑応答しながらの進行は、司会の手際良さと相まって、カフェの雰囲気が良く出ていたと感じられた。

高校生が1名参加してくれた事もうれしかった。しかしそれだけに若い人の参加を促すための課題を解決する事が大切だと思った。

(二階堂愛子記)

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