2016年12月17日のサイエンスカフェを終えて……

今回のサイエンスカフェは、気温・降水グラフから観測地を推測するクイズから始まった。テーブルごとに手がかり探しの話し合いが始まり、会場は一気に和やかムードへ。講演会のつもりで来た参加者は、多少面喰ったかもしれない。

地理的条件のわずかの違いで気象が極端に違ってくることや、温暖化が世界中まんべんなく進行するわけではないことへとつながり、話題は異常気象と気候変動へ。京都のここ30年余の気温は、それ以前の100年間の基準でみると、過半が異常高温に分類されるほど温暖化が進んでいる・・今冬が寒いのは温暖化で説明がつく・・今世紀末のある地点の天気は予測できないが、広域の気候の傾向はかなりの確実性をもって計算できるようになってきた・・(詳しくは記録ビデオを参照されたい)と、先生の話術に引き込まれ、あっという間に2時間が過ぎてしまった。

紹介いただけなかったスライドが多く出てしまったようだが、最初のクイズの効果で質問も多く出され、サイエンスカフェとしては実りの多い内容でした。(西山克己)

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